ゴミとのぼり

先日驚くようなお祝いを頂きました。

私は寿司職人として働いており、長年の修行を得て晴れて自分の店を持てるようになりました。

小さな街の小さな店舗ですが、私にとっては努力の結晶といえる誇るべき城であります。

そして、以前の寿司店に勤めている時からの常連さんや師匠から様々なお祝い品を頂いたのです。

それは、どれもが素晴らしいものであり、皆新しい店に必要なものを考えてくれていて頭が下がる思いであります。

ですが、年の離れた姉からのお祝い品が驚くようなものだったのです。

それは、「寿司」と書かれたのぼりだったのです。

始めは、私ものぼりを購入するつもりだったので喜びましたが、よくよく見てみると汚れていましたし、傷みも目立っていたのです。

姉を問いただしてみると、悪びれる様子もなくゴミ捨て場にあったのぼりだと言い切りました。

人へのお祝い品にゴミ捨て場ののぼりを選ぶなんて血のつながりを恥たくなるような体験でした。